詩など(ひさしぶりに)

『青い桜』







青い桜を見た。


夏の

うだるような午後。



肺を満たす
ささやきに似た香りを
葉音とともに
風にのせ



さながら




水中から眺めた
水面のように



やわらかな
光の雨を降らせて・・・。


秒針がひとつだけ

音を立てる。



そのあいだのまぶしさ。


そして



水辺に漂うような
冷たさと
儚さ。





かつて、
この場所にあった桜は
今は無い。




瞬きに見えるものが
何にとっての一瞬か、なんて・・・




存在していたものが、
時々現れるとしても、
今が昔でないといえない僕には




ただ通り過ぎていく何か、
なんだろう。



だから今日は


だれでも男なら
夢に見たがるような



真夏の
カキ氷を探しに




いつのまにか
世界中で
なまぬるくなった
 


夏の海へ行く。





おわり


*
これは、2006年の夏ごろに、
切羽詰っていて作成したしろもの・・・
だと記憶してます。
ちょっと改変。




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